Metal Church『Damned if you do(Deluxe edition)』(2018)


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メタルチャーチの新譜。全くチェックもしてなかったし、特に期待もせずぼや~っと聴いたけど、なかなか良かった。

 

メタルチャーチのアルバムは『The human factor』(1991)までしか聴いてないけど(つまりほとんど聴いてない)、スラッシュメタルともパワーメタルとも言えるなんともちょうどいい塩梅で漢心をくすぐる暑苦しいサウンドは変わらず。

 

メンバーはどうなんだろ?よくわからないです。ヴォーカルは初期と同じ人に聞こえるけど…。

少なくともジャケットは例の焦げたエクスプローラー。

 

一曲目の「ハォン~」から印象的過ぎて、悔しながら割と心を掴まれる。

 

上記のジャンルの狭間的なサウンド同様、曲もスラッシュの激しさとパワーメタルのキャッチーさの良いとこどりで、オールドスクールなメタルとしては理想的な作りなのではないかと。

 

全体としてわかりやすい良曲ばかりで、かなり高品質なアルバムと言っていいと思う。

メタルチャーチ/王道のメタルが好きな人は絶対聴いていいアルバムです。

 

Deluxe editionには2016年のライヴ音源がたっぷり9曲、しかも往年の代表曲ばかり入ってます。

やっぱりボートラとかボーナスディスクはこうやってガッツリライヴ音源を入れてくれるのが一番ありがたいですね。中途半端に1~2曲ライヴ音源入れたり、ただアルバムの雰囲気を壊すために入る未収録曲とか、何が違うのかよくわからないデモver.はあんまりボーナス感ないです。

 

音質は今時珍しいくらいの程良い悪さで、ライヴ感あって良いです。演奏もベテランの貫禄だし、声もちゃんと出てる(偉い!)。


ただやっぱりこうやって昔の曲と比べちゃうと本編の新曲は見劣りしちゃうなぁ。「コレ!」っていう曲が欲しかった。

でも俺は好きだよ、このアルバム!