Maxophone『Maxophone』(1975)
イタリアのシンフォプログレバンド、マクソフォーネの唯一作。
伊語ver.と英語ver.があるらしいけど、今回は伊語ver.を。
「シンフォ」と言うにはあまりにもチープなサウンドとプロダクション。アレンジもどちらかというと室内楽的に感じる。
もちろんチープだから駄盤なんていう事は全然なく、イタリアンプログレらしい愛すべきB級作になっている。
イ・プー的なポップで情熱的で情緒溢れるメロディーに、よくわかんない管楽器やしょぼいシンセサウンド、難しい事を頑張ってやってるけど特別上手いわけではない演奏…。う~ん、たまらん。
同じイタリアでもPFMとかアレアみたいな超絶技巧バンドももちろん好きだけど、「イタリア」感って意味ではこういうバンドの方がやっぱりしっくり来るし好きですね。
だってなんか、イタリア人ってそういうイメージじゃん?偏見?
物凄い名盤かというとそんな事もないんだけど、晴れた休日の午後にでも聴いたら絶妙な塩梅でほっこり出来る事間違いなしの和み盤。