兀突骨『魍魎』(2009)
日本のデスメタルバンド。
「ゴツトツコツ」と読むらしい。三国志の登場人物の名前だとか。
収録曲に「川越ノ残虐王」なんて曲もあったりして、
ルックもね、とても埼玉っぽくて…。
サウンドは基本的にはスラッシュ感の強いオールドスクールなデスメタル。
最初期のカンニバルコープスみたいな。
バンドの特徴としては、徹底的な日本語とバッキバキなベース。
デスメタルにスラップってあんまり聴いたことないかも。意外と良い組み合わせ。
スラップも無闇矢鱈に入れる訳ではなく、ちゃんとポイントを押さえた効果的な挿入。
日本語とはいえ歌詞はほぼ聞き取れず。
「ミ゛ナ゛コ゛ロ゛シ゛ー」とか、そんなのしか解読出来ないけど、やはり英語とは異なる耳当たりで、不思議な魅力がある。
サウンドプロダクションはまぁまぁで、ドラムのバタバタとも相まって、小綺麗になり過ぎた今のデスメタルにない荒々しさを醸し出す。
やはりメタルはこうでなくちゃね。