キリンジ『Fine』(2001)


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本日は兄弟時代のキリンジ、メジャー4枚目のアルバム。

 

「ムラサキ☆サンセット」「雨は毛布のように」「太陽とヴィーナス」「Drifter」がシングルかな?

 

前作『3』に引き続き、とてもゴージャスなポップスアルバム。

一部「ポップコーン」みたいなシンプルロックもあるけど、基本的にはジャジーでアダルトで、とても美しい作品集。

 

キリンジ史上もっとも夜が似合うアルバムなのでは。

インストの「燐」も怪しげでラウンドミッドナイトな雰囲気を醸し出す。

 

「雨は毛布のように」。コーラスはaikoらしい。ハマり過ぎてて気付かん。

 

「地を這う者に翼はいらぬ」。たまらんタイトルだ…。

 

「Drifter」。単体で聴くとあまり面白味のない平坦なバラードに思えるんだけど、このアルバムの中で聴くと非常に説得力を感じ、揺るぎない愛と希望を歌った完全無欠の名曲だった事に気付かされる。泣くわこれ。

 

「Music!!!!!!!(←!7個)」はソウルフル&グルーヴィで最高に格好良くアルバムを締める。

 

もちろんシングル以外の曲もみんな良い。(キリンジはだいたいそうですね)。

やっぱりキリンジ冨田恵一プロデュース時代が好みだなぁ~。

 

踊って、しっぽり落ち着いて、最後はまた踊って締めるジャジーかつソウルフルな名盤。