オフコース『We are』(1980)
オフコースの8枚目。
考えてみるとこのブログでは日本のバンドばっかりやってる気がするな。
でもさ、日本の音楽、良いよね。
シングルは「時に愛は」と「Yes-No」。
小田和正のソロになってからの曲はあの風貌や喋りとも相まって、なんとなくジジ臭いポップスに感じるんだけど、オフコースは最高に洗練されたシティポップ/AORだと思う。
最近欧米のマニア界隈で日本の70年代~80年代シティポップが注目されてるらしいけど、大瀧詠一とか山下達郎のファミリーツリーから外れたオフコースなんかはどういう扱いなんでしょ?(ゴダイゴとかSHO-GUNも)
「時に愛は」「僕等の時代」は美しいメロディーのオフコースらしい曲。
4曲目の「あなたより大切なこと」はタイトル通り、恋人と決別する決意を音にしたようなダイナミックなギターとソリッドなピアノが印象的。
7曲目の「せつなくて」は誰がリードヴォーカルなんだろ?誰が誰だかよく知らないんで…。
男らしい声で、かつ上手い。やっぱりコーラスがきれいなバンドだからみんな歌自体が上手いんだろうか。
フェイドアウトの後、一瞬の間を置いて超名曲「Yes-No」へ。
イントロのシンセだけで悶絶。ギターソロもめちゃめちゃ格好いい。思わずコピーしました。
最後は「私の願い」~「きかせて」で小田さんセンチメンタルに締め。
かつての日本にはこんなにハイレベルなシティポップバンドが居たんですね…。