2019-01-01から1年間の記事一覧

『騎士団長殺し』村上春樹(2017)

村上春樹の最新書き下ろし長編。 刊行は2017年だが、前長編にあたる『色彩をもたない多崎つくると彼の巡礼の旅』がトラウマ級につまらなかったため購入を見送っていたものの、廉価な文庫版発売を機にようやく手を出す。 2月末の第1部文庫版発売と同時に購入→…

『デザインの引き出し36』(2019)

以前TBSラジオの『アフター6ジャンクション(通称アトロク)』にて企画・編集の津田淳子氏出演の放送を聴いて以来、その明らかにどうかしている印刷物への狂愛からずっと気になっていたこの雑誌。 グラフィック社という会社が発行。 書店に立ち寄った際に新…

栞シリーズ『PHP文庫』

PHP文庫の栞。 デザインは木、鳥、池、自転車。 紙は薄目で柔らかな手触り。 裏面は松下幸之助のお言葉で。

折坂悠太『平成』(2018)

天才…天才だ……! 「奇才」の形容詞が付く若手SSW(そういえば同僚に「シンガーソングライターって『SSW』って書くんだ!プロレス団体みたいだね!」と言われた)、折坂悠太のアルバム。 松田龍平をふやかしたようなあまりにも気の抜けた、しかし明らかに狂気…

OKAMOTO'S『BOY』(2019)

OKAMOTO'S新譜。 現代的ラップサイド&80'sポップスサイドとはっきりとした区分けがされていた前作『No more music』とは打って変わり、かなり多様な音楽性の作品。 オープニングはストレートなロック「Dreaming man」。 リズムの取り方等凝った作りだが、基…

 Mr.Children『深海』(1996)

ミスチルですよ、ミスチル。 私もメタルとかプログレとか聞き始める前は好きでしたよ、ミスチル。 このアルバムも聴いてたけど、今あらためて聴くとなかなか硬派でいいです。 シングルは「名もなき詩」(特大ヒットでしたね)、「花-Memento mori-」(これも…

Judas priest『Turbo』(1986)

メタルゴッド・ジューダスプリーストの10枚目。 時代を反映したシンセ(ギターシンセ)サウンドが賛否を呼び、現在でも立ち位置が微妙なアルバム。 確かにシンセは目立つけど基本的には普通のバンドサウンドで、ポイントポイントで使ってるだけという印象。 …