Bill Laswell/中村達也/山木秀夫『Bass & Drums』(2011)
ベーシストのビル・ラズウェルとドラマーの中村達也、山木秀夫による「金槌 弌/弐/参」からなるインプロライヴ。
ベースは全体にエフェクト強め。
フレーズとして派手なものはないけど、妙に存在感のあるスペーシーな音になってる。
一曲のドラムはたぶん中村達也。
ブランキー時代のような複雑なプレイは余りなく、LOSALIOSっぽい割と直接的なビートに徹して、要所々々で小技を利かしていく印象。
二曲目はリズムが一気にジャズっぽくなり、たぶん山木秀夫のドラム。
滅茶苦茶にに手数の多い複雑なドラムに呼応してか、ラズウェルのベースも大爆発。
変幻自在、弾きまくり、本領発揮の超絶プレイってかんじ。
エンディングは火山が噴火したのかと思った。
どっちが上か、なんてナンセンスな議論は、しないけど、やっぱりこういうインプロヴィゼーションにはジャズドラムが合うね。
三曲目は1ベース、2ドラムスの謎編成トリオ。
ベース主導で、ドラム2人がそれに合わせてる印象。ドラムの自由度を感じないから、正直あんまり面白味はないかな。
一曲目と二曲目はドラマー2人の持ち味に合わせたインプロが聴け大満足の好盤でした。
70'sクリムゾンにも通ずる熱いライヴ。