吉田拓郎『元気です。』(1972)


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吉田拓郎の代表作。かの有名な「夏休み」や「旅の宿」が入ってるアルバム。

 

吉田拓郎って初めてまともに聴いた。

もっと辛気臭いフォークソングかと思ってたけど、結構軽快にオルガンなんかも鳴ってて思ったよりディランっぽい。

 

若さ全開にシャウトしてる曲もあるし、とにかく曲が良い。

ポップでキャッチーで、聴けばすぐ口ずさめる。

 

あと演奏も、「売れ線狙いでバックバンド付けました」的なものかと思ってたけどちゃんと格好いい……と思ったら参加ミュージシャンが松任谷正隆、だの林立夫だの後藤次利だの……。

恐るべし70's。

 

「春だったね」「加川良の手紙」「高円寺」「旅の宿」など、印象的な曲はあるが、アルバム通して良曲揃い。

 

今時のガーリーなJ-POPではよく「等身大の~」なんて説明がされるけど、単なる現状報告に4分弱が費やされる「加川良の手紙」以上に等身大な曲なんてないんじゃないのかしら。

 

名曲揃いの素晴らしいアルバムでした。