OKAMOTO'S『No more music』(2017)
OKAMOTO'Sの7枚目。
初期の衝動的な60'sロック臭はなりをひそめ、ダンスチューンが多い。
もちろん発売メディアはCDなのだが、レコードを意識した作りになっており、全般はヴォーカルのオカモトショウ作曲中心の、比較的ヒップホップ的なファンクナンバーが並ぶ。レッチリっぽいっちゃあレッチリっぽい。
後半はギターのオカモトコウキの曲が中心で、80'sな極上のポップスが続く。
とにかく全曲良く、捨て曲がない。
また、前半はとにかく格好いい曲が続き、後半はとにかく楽しい曲が続く。メリハリがあり、何度聴いても飽きない構成。
演奏的には割とみんなフツーだと思うけと、ハマ・オカモトのベースカ圧倒的に上手いので、音楽としての説得力が増す。
7曲目の「Wendy」は、作曲がオカモトコウキだから、リードヴォーカルも本人なのかな?結構癖があるけど、音楽に合った声。
ラストの「Star light」でも歌い分けしてる。
この曲が秀逸で、イントロ~Aメロはハードなヨコ乗りでこのアルバムの前半を表し、Bメロ以降はとても楽しいポップスに変わる。
アルバムの作風を1曲に収めた秀曲。
発売当時メンバーはまだ26歳くらいとのこと。
そろそろ出る新譜が楽しみ!今後に期待な本格派バンド。